6月になって感じること、それは日差しが強くなったのはもちろん、夏の暑さが近づいてきたと感じる日が増えるということです。そうすると当然、汗をかくことが増えますね。汗は肌における雑菌の繁殖の原因となるほか、「あせも」の原因でもあり、あせもを掻いてしまうことによって、かゆみが悪化してしまうこともあります。ですから6月の肌対策の第一は、汗の対策をどうするか、ということになるでしょう。

汗対策、ということですから、第一には、汗をかきにくいようにするべきです。これはふわっとした服を着るとか、そういうことになります。ただし、こうなると、まだ真夏ではなく、すこし肌寒い日もあるということで、身体が冷えてしまう可能性もあります。もちろん、真夏は真夏で、クーラーを使い始めますから、「寒さ」対策は必要になるわけで、身体を冷やすことは血行不良につながってしまうからです。要は、なぜ汗がでるかといえば、体温を調整しようということなのですから、汗をかく前に、自ら体温を調整することを意識するようにすべきだということになります。

さきほど、汗は雑菌の繁殖の原因になる、といいましたが、実は汗には抗菌作用があるのはご存知でしたか? 雑菌の繁殖の原因になるのは、あくまでもそれを長時間放置した場合なのです。ですから汗が出たときには、こまめに拭くようにしましょう。それもゴシゴシと肌に刺激を与えることは避けて、やさしく、押し付けるように、汗をタオルに吸収させてあげるとよいでしょう。

汗というのは、かきすぎるのも大変ですが、まったくかかないというのも問題です。さきほど言ったように、汗というのは体温の調節機能を果たしていますが、汗をうまくかくことができない場合、熱が体内にこもってしまい、この状態もこの状態でアトピー症状の悪化につながってしまうことが指摘されています。ですから、うまく汗をかいてあげる、ということも必要になるわけです。

ですから、これからの時期に注意すべきなのはまず、季節が夏に向かって暑くなっていくとともに、屋内ではクーラーが効き始める時期でもあり、うまく体温調節ができるように上着などを持ち歩くようにすること。それから汗をかいたらやさしく拭き取る、汗をかいた肌を清潔に保つことによって、あせもができないようにする。そして、重要なのは、汗をかかないでおこう、汗をかいてしまったと神経質になるのではなく、結局のところ汗というのは人体に必要なメカニズムの一つなのですから、うまく汗とつきあっていく、ということです。もちろん汗に対してのケアは必要で、面倒くさいと思う方もおられるかもしれませんが、そもそも汗をかくことができない体が直面するであろう問題はもっと深刻なわけです。軽く運動したり、シャワーを浴びたりと、発汗を促すということもうまく生活に取り入れるとよいでしょう。