今回はブルーベリーやブドウ、ナス、紫キャベツなどに含まれるポリフェノール「アントシアニン」について取り上げてみたいと思います。

アントシアニンは、植物が紫外線などから自らの身を守るために作り出すポリフェノールで、天然の色素として研究が活発に行われてきました。ベリーやブドウ、ナスなどを例に挙げましたが、美しい赤色や紫色は食用色素としても採用されているほか、「青のバラ」の誕生にも一役買っているそう。

配糖体のアントシアニジンに糖や有機酸などが結合してできた抗酸化力が非常に強いアントシアニンは、近年、抗酸化作用を持つ機能性食品素材としても注目を集めています。一般的に知られているのが「視機能改善作用」ですね。機能性表示食品では「眼の機能をサポート」する50以上もの製品が届出されています。ドラッグストアなどで目にしたことのある方も多いのではないでしょうか。

特に視覚機能に対して有効だとされるビルベリー由来のアントシアニンは、4週間の摂取で、ピントの調節力の改善機能と、一時的な目の疲労感の軽減機能があると報告されています。パソコンやスマホなどの見過ぎの現代人をサポートしてくれる、頼りになる存在ですね。

このほかにもアントシアニンには白内障や緑内障といった眼の疾患や花粉症などの対策素材としての期待もかけられています。紫さつまいものアントシアニンが有する肝機能改善効果にも注目が集まっているとか。また、がん予防効果についても研究が進められています。アントシアニンは植物が自らの身を守るために作り出されるものなので、さまざまな力が備わっているのでしょう。その生命力に神秘的なものを感じます。

そして弊社が注目しているのが、肥満や糖尿病の予防・抑制作用です。高脂肪食を摂取させたマウス実験では、高濃度アントシアニン含有のマルベリー水抽出物摂取による体重増加抑制、チョークベリー摂取による精巣上体脂肪や血中グルコース濃度の上昇抑制などが確認されています。また2型糖尿病モデルマウスにおいて、アントシアニンの摂取による血糖値の上昇抑制、インスリン感受性の改善も報告されています。

糖尿病対策素材といえば、弊社のサプリメントシリーズでも採用している「タキシフォリン」もポリフェノールの一種です。±100℃という過酷な環境下で生まれるからこそ強力な機能性を発揮するタキシフォリン同様、アントシアニンも紫外線が強いとより多く蓄えられるようです。ナスのヘタをめくってみると、色は白っぽいですよね。これは日光に当たっていないからなんだそうですよ。

 

このアントシアニンを多く含むブルーベリーは、スーパーなどでも手に入りやすい果物。旬は6月中旬~8月くらいまでだといい、今がまさに旬です! ナスは夏の食べ物ですし、ブドウは現在から秋頃まで、紫キャベツは秋から冬にかけてがそれぞれ旬。太陽をたっぷり浴びた植物の力をいただきましょう。