認知症診断に用いられる認知機能テストの一つである長谷川式スケールは、精神科医師で認知症研究の第一人者である長谷川和夫氏(聖マリアンナ医科大学名誉教授)が40年以上も前に発表したもの。改定を経ながら現在まで活用されています。ご高齢で体が思うように動かない人でも、どこでも簡単にできるテストです。

長谷川式スケールは、30点満点。21点がボーダーラインで、21点以下だと認知機能の低下が考えられるそうです。ただし、認知症診断はこれだけではないため、あくまで目安。21点以上の人でも気になるときは医療機関の受診が重要です。

さて、試験内容はどのようなものなのでしょうか。

 

まずは年齢やテスト日の日時・曜日、テスト場所など基本的な質問項目が並びます。正解すれば加点され、例えば答えられなくても、ヒントを得て正解を出せるのであれば半分加点されるものもあります。テスト日であれば、年・月・日・曜日で、それぞれ各1点。すべて合っていれば4点で、曜日を間違えてしまったら3点となります。

このほか3つの言葉を読み上げて覚えてもらい、しばらく時間が経ってからもう一度聞くテストや、100-7という計算を行い、正解が出たらさらにそこから7を引くといったものも。提示された5つの品を見て覚えて隠されたあとも正しく答えられるかといった視覚的なものが含まれたテスト、野菜の名前を挙げていきその正答数で点数が変わるといったものもあります。

 

先ほどもお伝えしたとおり、もちろんこれは目安ですから、21点以上で認知症と診断されることも、21点以下で認知症でないこともあります。長谷川式スケールの結果を自己判断せずに医療機関にかかりましょう。

 

インターネット上には体験できるサイトもありますので、最近物忘れが気になる方、興味ある方はぜひやってみてください。