最近はテレワークの導入も進み、在宅勤務が広がっているので、通勤も毎日というわけではないかもしれません。でも、たまに外に出ると、「まぶしい!」と感じると思います。それはまさしく紫外線があふれかえっているからなのですが、毎日のことではなくなってしまうと、案外、紫外線対策ということも忘れがちになってしまうかもしれません。通勤や外出が毎日のことではなくなると、「すこしぐらい」と気持ちに隙ができてしまうのもあるでしょう。

たかが日焼け、というのは禁物。日焼けは軽いやけどと同じです。要は、肌のバリア機能が破壊されてしまっている状態です。まずは冷やすことが大切で、さらに保湿美容液などで、保湿機能を回復するようにしましょう。そうでない場合、乾燥した状態が数カ月続いてしまうこともあります。

日焼けは厳密にいえば、2段階のプロセスです。紫外線には波長が長いUVAと、波長が短いUVBという種類があります。その日のうちに皮膚が赤くなったりするのは、波長が短いUVBによるものです。これはやけどと同じで、炎症を起こし、主に肌の表面にダメージを与えます。もう一つ、波長の長いUVAは、肌の奥まで到達し、コラーゲンや真皮層の細胞にダメージを与えます。ですから、シワやたるみ、シミの原因となるのはUVAであるとされています。

ですから、日焼けのダメージというのは、決して、目に見える赤みだけではなく、肌の奥の奥まで、紫外線はダメージを与えているということです。そしてなんと、UVAはUVBの20倍以上も、地上に達しているといわれています。

 

公益社団法人日本皮膚科学会によれば、UVBによって皮膚が赤くなることを「サンバーン」、UVAによってメラニンが増加することを「サンタン」と呼んでおり、日本語の「日焼け」はこの二つを含めた言葉であるとしています。1)なぜメラニンが作られるのか、それはメラニンが紫外線をよく吸収するからです。つまり、一度紫外線によってダメージを受けた皮膚は、「次の紫外線暴露に備える」ために、紫外線を吸収できるメラニンを作って、準備をしているわけです。メラニンは黒い色をしているので、自然、皮膚も黒くなります。

同学会によれば、「大事なことは色が黒くなるサンタンは皮膚が傷害された結果起こる反応」ということで、皮膚にとっては大きな障害です。日焼け後のケアを入念に行うとともに、日焼けを未然に防止するためのケアも怠るべきではありません。

 

1)

https://www.dermatol.or.jp/qa/qa2/q04.html