先日、浜松では国内最高気温に並ぶ41.1℃を記録しました。つい最近まで“35℃”を超えると「とんでもない暑さ」と認識していた気がします。しかしここ数週間は“35℃”と聞くと、なんとなく涼しいイメージすら出てくるので不思議です。

さすがにこうなると外出する気すら起きません。テレワークであれば、宅配なども駆使して家から一歩も出ない日があるという人も少なくないでしょう。テレワークを導入する企業が増えた緊急事態宣言後には「生活にメリハリをつけるため、着替えと化粧を……」などというアドバイスも見かけましたが、長引く自粛生活の中で、それを実行し続けるのはとても難しいことだと感じています。

マーケティング事業を展開するトレンダース株式会社の20~40代の女性1000人を対象にした調査によると、緊急事態宣言が解除された6月時点で、美容に対する意識の変化が見て取れたそうです。

この調査では、アンケート対象者に自身の美容への感度の高さを「高・中・低」で自己評価してもらい、さまざまな質問を投げかけています。例えばコスメ購入に関しては、「高感度」層は45.5%、「中感度」層では35.5%、「低感度」層では23.7%と軒並み減少。それに反比例するように、スキンケアに力を入れるようになった「高感度」層はなんと67.3%、全体でも37.3%にのぼり、アンケート全対象者の17.7%においてスキンケアアイテムの購入が増加したのだそうです。

いわゆる「デパコス」は対面販売も多く、「プチプラ」でも店頭の試供品を使ってみて購入を決める人も少なくありません。しかしコロナ禍においては、そのどちらの機会も減少してしまっているのが関係しているということもあります。もちろん外出の機会が減ればそれだけコスメの減りも遅くなり、新しいものを買い足す必要がないのかもしれません。人との対面の機会が減るためメイクは控えめに、そのぶん肌自体を労わる期間になっている人もいるようです。

また、コロナ禍ならではの問題として、マスクを着用することによる日焼けとメイク崩れが挙げられています。美容への意識の高い「高感度・中感度」層であっても、マスク着用の際のメイク崩れや日焼けへの対策ができている人は多くなく、なんと「高感度・中感度」層の4割を超える女性たちは、マスク中の日焼けやメイク崩れ対策アイテムを求めているそうです。6月調査の時点でこれですから、現在の悩みはもっと大きくなっているかもしれません。

最近では「メイク動画」など、たくさんの美容情報が手軽に入手できるようになりました。若い女性が趣味でやっているものも多いようですが、そのクオリティたるやただただ脱帽です。そしてマスク着用時のメイク方法を調べていたら、“看護師メイク”なるものまで……。美を追求し続ける女性にとっては、新たなメイクテクを手に入れる機会にもなっているようです。

 

 

緊急事態宣言解除後の「美容」に関する生活者意識を調査 アイテム購入は減少傾向も、約4割がスキンケア意識向上 「マスク焼け」や「メイク崩れ」など新たな悩みも