AI(人工知能)は医療や製造など幅広い分野で活用が進められています。最近ではAI機能搭載の機器を見かけない日はないほど、私たちの生活にも浸透してきました。先日行った飲食店では、AIが注文した品を読み取り、自動会計してくれるサービスにも遭遇。今後増えていくであろう“無人ストア”にもAIは不可欠な技術だといい、「Withコロナ」「新しい生活様式」の広がりにより、こうしたAIサービスの導入はより加速していくかもしれません。

最近面白いなと思ったのが、美容関係のAI活用です。花王『SOFINA iP』ブランドの肌診断は、スマートフォンを利用した肌診断。しかも特にびっくりするのが、質問に答えるだけのアナログな肌診断ではなく、顔写真の撮影+質問回答による肌診断なのです。

 

まずは通信アプリLINEで「SOFINA iP肌id」を友達登録し、最初の質問に回答していきます。登録を終えたら、いよいよ肌診断。「カンタン肌チェック」をクリックして顔写真を撮影するとほんの数秒で、肌年齢やしみ・しわ・くま・キメなどの肌グレードを約10万というデータをもとに解析してくれるのです。

 

これらの診断結果はマイページに記録されるので、毎日解析してスキンケアに役立てることもできるのがうれしいポイント。毎回同一条件下で撮影することが、記録のコツなんだとか。このほかにも24時間受付のAIを活用したQ&A、自分に合ったおすすめの商品などコスメ・美容情報が届くんですよ。

これまでは百貨店などの対面で行ってもらっていた肌診断が、自宅でも毎日できるという便利さにただただ驚くばかりです。誰とも接触せずに肌の解析をしてもらえる点でも、新しい時代にぴったりのツールなのかもしれません。

また、海外ではAIが顔のシワを解析しスコア評価する「RYNKL」というアプリが流行中とのこと。同年代の平均値がわかるほか、身長・体重など個人情報も加味してシワの量や深さも判定してくれます。

今年4月には、資生堂が開発したAIを活用して皮膚をコンピューター上で再現し解析する『デジタル3Dスキン™』が発表されました。電子顕微鏡で観察した皮膚を、コラーゲンや細胞など超微細構造までコンピューター上に再現して解析することで、「皮膚の構造の分離、特定の構造の単離、周囲の構造との関係性の解析等、皮膚内部を統合的に理解するための様々なアプローチが可能」とのこと。皮膚の多様な構造を記憶したAIに、その構造を分類させているそうで、分類にかかる時間を大幅に短縮できたそうです。外から見るだけで肌構造が細かくわかるこの技術を使えば、今後強力な美容手法やコスメアイテムの開発につながるかもしれません。

 

これまでは店舗に足を運んだり、エステに通ったりしなければできなかった肌診断が、AIのおかげで簡単にできるようになりました。また、AIに蓄積されたデータをもとに、自分に合うメイクや色を提案してくれるアプリも人気です。コロナ禍で外出もメイクも減っているとお伝えしてきましたが、この騒動が収束したとき、世の中の女性はAI美容によって、驚くほどキレイになっているかもしれませんね(笑)。

 

https://corp.shiseido.com/jp/newsimg/2897_n7c87_jp.pdf?rt_pr=trf92