2020年も8月が終わり、2/3が経過しました。歴史的な暑さとなった夏にようやく終わりを告げ、これから徐々に涼しくなっていくはず…(?)です。

 

そこで改めて注意したいのが、熱中症。ひと夏を越え暑さへの耐性はついているものの、涼しくなってきたからとついつい油断しがちなのが9月です。特に日中と夜間の寒暖差が激しいと、体温調節機能が正常に働かなくなってしまう危険性もあります。また、水分補給や塩分補給を怠ることも、熱中症への危険を高めてしまうのです。

東京消防庁「熱中症による救急搬送状況の詳細」の昨年分データ(令和元年6月~9月)を見てみると搬送数が多いのが32℃~33℃台となっており、体が暑さに慣れていない7月下旬~8月頭が最も多いよう。しかし突然暑さがぶり返し35℃超えとなった2019年9月9日・10日は熱中症になる方が多数いらっしゃいました。2019年9月の東京を振り返ると30℃を越えた日は多く、まだまだ注意が必要なのです。

そして意外と見落としがちなのが「湿度」です。東京消防庁の同データによると、救急搬送が多いのは湿度60%~90%。湿度が高いと体を冷やすための汗が蒸発しにくくなるため、体温調節機能が正常でなくなってしまう可能性もあります。例えば湿度が80%の日は、気温が25℃以下でも危険があるという報告も。熱中症に対して安全だと思われがちな室内で過ごしているからこそ、気づきにくい可能性もあります。本格的な台風シーズンを迎える9月、湿度のことも頭に入れて、エアコンの除湿機能を活用する、汗を吸い取り素早く乾かす素材の服を着るなど対策を取りましょう。

突然気温が高くなると体が順応できずに熱中症になってしまったり、8月の異常な暑さと比較して「それほど暑くない」と判断してしまったり。今年はマスクを着用している方がほとんどだと思いますが、呼吸により湿度が保たれるので、のどの渇きに気づきにくいという別の問題も発生しています。涼しくなってくるとマスク着用も苦ではなくなってくるため、人が密集しないところでも外さず着けっぱなしの方も多いでしょう。15分に一度、30分に一度など自分に合った水分補給の時間を決めて「うっかり脱水」を防止しましょう。

 

今年も暑さもあと少し! 9月も熱中症対策を続けながらしっかり乗り切りましょう。

東京消防庁

https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/topics/202005/heat.html