この週末は台風14号が日本列島に接近しました。今回は伊豆諸島の大きな被害が懸念されましたが、どうやら人的被害はないもよう。ひとまず安心です。なぜ週末なのか……は定かではありませんが、最近は「週末に訪れるもの」のイメージが強くなりました。そして年々凶暴化している感が否めません。

 

台風が近づいてくると、不調を覚える人は少なくないでしょう。天気や気圧、気温の変化によって持病が悪化する「気象病」のうち、痛みや気分障害に関わるものを「天気痛」と呼ぶそうです。特に気圧が関係し、頭痛やめまい、関節痛、肩こり、気分の沈みなどがその症状。台風の多いこのシーズンは、天気痛を発症する人が非常に多くなるわけです。

なんと国内の約1000万人に、この症状があると推定されており、心臓病や脳卒中、喘息、歯周病、うつなどにも悪影響があるそう。こうした症状に対応するために、「気象病外来」「天気痛外来」を設ける病院・クリニックも出てきました。そこでの治療は内服薬や痛みの記録をつけること、そして「耳マッサージ」を行うことなんだそうです。

 

頭痛なのになぜ耳なの?と思いましたが、天気痛は内耳の血流が悪くなることで、人体の気圧センサーや自律神経に影響しているとのこと。だから内耳をマッサージすることで血流を良くし、天気痛を改善したり予防したりすることができるそうです。

このマッサージの名称は「くるくる耳マッサージ」で、愛知医科大学客員教授、中部大学教授の佐藤純先生が考案したもの。耳をつまんで引っ張ったり、手のひらで耳を覆って円を描くようにマッサージしたり。とても簡単かつ1分で終わるので、頭痛などの症状がある人は試してみる価値あり。詳しくは「くるくる耳マッサージ」で検索してみてください。

佐藤教授は朝・昼・晩各1回の「くるくる耳マッサージ」実施を推奨しています。これを続けていくことで、気圧の変化・寒暖差による天気痛の予防にもつながります。また、天気予報をもとに体調管理し、服薬管理ができる「天気痛アプリ」もリリースされているので、このアプリで記録をつけると、どのような天気で気分が悪くなるのか傾向がわかり、あらかじめ対処できます。天気痛の自覚がある方はぜひ一度お試しを。

 

私も実際にやってみましたが、頭痛などの体調不良がなくとも、とても気持ちがいいマッサージです。座ったままできますし、すぐに終わるので仕事の合間のリフレッシュにもなりそうです。天気痛のない方にもおすすめです。