ついに2度目の緊急事態宣言が出されてしまいました。昨春よりもはるかに“緩い”ムードが流れており、リモートワークの推進による出勤7割減の達成はかなり難しそう。しかし今週は年末年始休明けにたんまりと仕事がある状態。発令後すぐに対応できない企業も、3連休後は在宅勤務体制を整えるのではないかと推測しています。

そうなるとやはり心配なのが運動不足による体重増加、そしてそれに伴う生活習慣病へのリスクです。特にお正月は美味しいものをいっぱい食べて、その惰性のままリモートワークに突入すればアウトです。しっかり自制をしなければあっと言う間に取り返しのつかない重量になっているかもしれません。

さらに在宅勤務の問題点として言われているのが「サービス残業」です。上司の目もなく通勤時間の制限もありません。ついつい際限なく仕事をしてしまって気が付いたら夜遅い時間だったという人も。また今回、学校は休校となりませんが、以前は子どもが家にいるため仕事は深夜にやっているという人も多かったと思います。

 

そこで心配なのが「睡眠不足」です。遅くまで仕事をしてしまう・せざる得ない、肉体的な疲労が少なく眠りにつけない、明日も「出勤」がないからつい深夜まで映画を観てしまう、今後世界がどうなるのか不安で眠れない…さまざまあると思いますが、実は睡眠不足も糖尿病のリスクを高めるのです。

糖尿病の95%を占めると言われるⅡ型糖尿病は、インスリンが十分に働かずに血糖が増えてしまう病気。一般的に食生活と関連づけられますが、実は睡眠も大きく関わっていることが報告されています。

例えば健康な成人が参加したある研究では、4時間睡眠にしたところ、インスリンの働きや分泌量が正常にもかかわらずその効果を発揮できない状態であったといいます。さらに短時間睡眠は食欲を刺激するという報告も。仕事が立て込んだとき、つい3次会まで付き合ってしまったとき、観たいドラマを録りだめていたとき。これくらいの無理、誰でもしていますよね? これが数日間続くと血糖を正常値まで下げる能力(耐糖能)が4割ほど低下したのだとか。

では睡眠時間を長くした場合はどうでしょうか。適正と言われる7~8時間睡眠を超えると、原因は明らかとなっていませんが逆に糖尿病のリスクが高まるともいわれています。睡眠時間は少なくても多くてもいけません。ただ、睡眠不足によって下がった耐糖能は、しっかりと睡眠をとることで回復するそう。「寝だめ」はよくないものの、早く寝られる日は早く寝る、を徹底するだけで体への負担は大きく減るのです。

先の状況が見通せない状況ですが、自分の体を守れるのは自分だけ。乱れた生活をしていれば、感染症にもかかりやすくなってしまいます。バランスの良い食事、適度な運動、そして「適度かつ良質な睡眠」を心がけてこの難局を乗り越えましょう。