美肌を保つために必要な「うるおい」。コスメにはさまざまな成分が配合されていますが、今回は肌が自ら作り出すうるおい成分「セラミド」についてです。

 

セラミドは老若男女誰の肌にも存在する成分で、肌の奥から生まれ、そして角層細胞の隙間に入り込み細胞同士や水分をつなぎとめてくれます。よく聞く「肌のバリア機能」の主な成分は、実はセラミド。外部からの刺激から肌を守ってくれる役割があります。十分なセラミドが存在する肌は外部刺激による肌荒れが抑えられ、表面もキメが整い美しい肌になります。

このセラミドが不足すると、肌の乾燥が進みバリア機能も低下してしまいます。ではなぜ肌奥から生まれてくるはずのセラミドが不足してしまうのでしょうか。その大きな理由の一つが「加齢」です。赤ちゃんのお肌はキメが整い、ぷるぷるでいくら触っても飽きませんが、これはセラミドが豊富だから。ところが年を重ねるにつれてどんどんセラミドは減少し、乾燥しやすい肌になっていきます。

一説によると50代のセラミド量は、20代の約半分なのだとか! もちろん顔だけでなく、首や手などもセラミドは不足していきますから、乾燥や肌荒れを含め、美肌が遠のいてしまうのです。ですから、年齢とともにセラミド補給が必要となってくるのです。

セラミドの補給には、セラミド配合コスメを活用する、サプリメントやセラミド成分豊富な食品を摂るなどの方法があります。水またはぬるま湯で洗顔後、セラミド配合美容液やクリームなどで毎日しっかりとスキンケアし、乾燥を防ぎます。またセラミドを内側から増やすのも手。そのためにはサプリメントや美容ドリンクなどで手軽に補給するほか、お米やこんにゃく、牛乳などもセラミドが含まれています。コスメのように即座に乾燥への対処とはなりませんが、飲食で摂取することでゆっくりと改善しながら、「生まれるセラミド」を増やしていくことができます。また、顔や手以外の行き届きにくい部位のケアにもなるでしょう。

またそれと同時に、顔や体をゴシゴシ洗いすることで、皮脂膜が壊れてセラミドが流れ出してしまうこともあるそう。泡でなでるように優しく洗い上げて、うるおい成分をなくさないように注意しましょう。

 

ここ数日は春らしい暖かな陽気ですが、朝晩はまだ暖房は手放せず、屋内外で乾燥が続きます。肌のバリア機能の主役であるセラミドをしっかり補給して、美しい肌を維持してくださいね。