最近の糖質制限ブームによって控える人も多くなっている「お米」。しかし、日本人にとって少し粘り気がありツヤツヤと輝くご飯はまさにソウルフードですよね。炊き立てのあの香りほどそそられるものはありません。

私たちが日常生活で食べているお米は「うるち米」と言います。「うるち米」とは、よく聞くけれど実はあまり意味を理解していない言葉の一つではないでしょうか。お米は「うるち米」と「もち米」の2つに分けられ、うるち米は私たちが家庭で食べる、炊く前は半透明のもの。コシヒカリ・あきたこまち・ササニシキなどのお米もみな「うるち米」。もち米は名のとおりお餅のほか、赤飯・おこわなどに用いられる、不透明の白米です。

この2つの違いはデンプンの差。デンプンはブドウ糖が鎖みたいにたくさんつながった構造で、無味・無臭・粒紛状が特徴。このブドウ糖のつながり方が2つあって、直鎖状につながっているものをアミロース、枝分かれしながらもつながっているものをアミロペクチンというのです。この構造や含有量が異なると、デンプンの性質も異なります。例えばうるち米はアミロース:アミロペクチンがおよそ2:8。一方の「もち米」は、アミロペクチンのみ(アミロースは含まず)となっています。そしてこのアミロペクチンがお米に粘り気をもたらします。

お米としては育て方に差はないものの、うるち米ともち米を近くで栽培すると花粉が混じってしまうため、距離を取って作られているそう。栄養素などに大きな差はないといいます。

先日当ブログでお伝えしたように、玄米はとてもヘルシー。そしてもち米にも「玄米」はあり、より栄養価の高い主食となり得ます。「もち米玄米」と呼ばれるこの新しいお米は、ぱさぱさ感のある玄米を、もち米独特の粘り気で食感を改善する高栄養価の主食。血糖値の低下・コントロールに良い影響を与えることも報告されています。

 

炭水化物であるお米は、糖質制限の際に真っ先に削られるもの。しかし食物繊維やビタミン、カルシウムなどが含まれていて、腹持ちもいいので食べ方によってはダイエットの味方にもなりえます。品種によって特徴はさまざまですし、栄養価も異なることから、自分好みのお米を探し出してうまく食生活に取り入れるといいでしょう。