最近、街を歩いているとかつてに比べて調剤薬局が目に入る機会が増えた気がします。医師が処方箋を出し、薬局の薬剤師が患者に提供する「医薬分業」制度の推進により、2017年頃までは店舗数が年々増えていたようです。2018年は一転減少しており、まだ値が発表されていない2020年-2021年のコロナ禍においてはどうなっているのでしょうか。

 

さて、店舗が増え続けていた2016年には「健康サポート薬局」制度がスタート。この健康サポート薬局とは、かかりつけ薬剤師・薬局の機能はもちろん、市販の医薬品や健康食品、食事・栄養摂取、介護など幅広く相談できる機能を持つ薬局のこと。医薬品医療機器法では、「患者が継続して利用するために必要な機能及び個人の主体的な健康の保持増進への取組を積極的に支援する機能を有する薬局」と定義されています。

医師から処方された薬の種類や飲み方などを聞くだけでなく、頭痛薬や花粉症薬などの市販薬についても相談できる「健康サポート薬局」。栄養摂取や食事についても話が聞けますし、例えば高齢者や要介護者がいるご家庭だと、介護用品についての相談も可能です。

「健康サポート薬局」は届け出制で、薬剤師の経験年数や研修受講、薬局設備など厚生労働大臣が定める基準をクリアしなければ認められません。薬剤に関する高い専門性はもちろん、生活者の健康をサポートする上で必要な知識を有した薬剤師が対応してくれるので安心して相談できるでしょう。内容によっては受診の提案や関係機関の紹介も行ってくれるのだとか。「病院に行くのはちょっと…」と考える人も、まずは近くの「健康サポート薬局」に訪れて気軽に話を聞けるのも強みです。

また薬局によっては健康相談イベントを実施していたり、血圧計や体組成計が無料で使えたり、また一部有料になりますが、コレステロールやHbA1C(血糖値)などを測定することができる簡易血液検査を提供している薬局も。「健康には気を遣っていきたいけれど、病院やクリニックに行く理由もない」。そんな人は、まずは「健康サポート薬局」に行くという選択肢もありそうですね!