国民の健康状態や栄養摂取量、生活習慣などを把握するために毎年行われている「国民健康・栄養調査」。食生活のほか、各種身体・血液検査、運動の習慣、飲酒・喫煙などを調べるもので、生活習慣病にならないようにどのような対策をすべきかを考える重要な調査となっています。

昨年10月に発表された令和元年「国民健康・栄養調査」の結果を見てみると、食・運動の各習慣改善の意思について、「関心はあるが改善するつもりがない」という人の割合が最も多いという結果が出ています。忙しい毎日を過ごしていると、目に見える形で健康不安がないかぎり、なかなか行動に移すのは難しいのかもしれません。

しかし朗報(?)です! 糖尿病に関する調査の中で「糖尿病が強く疑われる者」は男性19.7%、女性10.8%という割合でした。年齢が高くなるとその割合は上昇し、70歳以上の男性は4人に1人とされます。多い・少ないの判断は難しいところですが、少なくともこの10年間で比較すると、男女ともに有意な増減はみられないそう。「減」していないのは問題かもしれませんが、「増」していないのですから、生活習慣の改善に「関心がある」ことが功を奏しているのかもしれませんね。

 

なお、現在習慣的に喫煙している人の割合は16.7%。この10年間で、男女ともに有意に減少しているそうです。喫煙習慣については止めたからといってすぐに結果にはつながらないかもしれません。しかし5年・10年先の「国民健康・栄養調査」には良い影響を及ぼすのではないかと楽しみです。

ちなみに「糖尿病が強く疑われる者」は、医療機関で糖尿病と診断されたことがあるかどうか、現在の状況などを正確に回答した人のうち、ヘモグロビンA1cの測定値が6.5%以上(2011年までは6.1%以上)か、糖尿病治療中かどうかで判定されます。ヘモグロビンA1cに限ったことではありませんが、毎年の健診結果をしっかり確認し、要再検査と判断された人は必ず受診しましょう。

 

このほかにもさまざまな調査結果が記載されているので、ぜひ厚労省のページを見てみてください。読むだけで健康増進への意欲が湧いてきますよ!