最近、近所にあるスーパーに「食中毒に気をつけよう!」というポスターが張り出されるようになりました。これから6月は湿度も高く、また暑さも本格的に。毎年猛威をふるうO-157やサルモネラ菌などが発生しやすくなります。

 

コロナ禍では、手指の消毒など菌への対応習慣が今まで以上に身につきましたが、家庭内、とりわけ調理中はどうでしょうか。食中毒は最悪の場合、死に至ります。当たり前ですがコロナ対策と同じようにしっかりと実施しなければならないものです。

 

肉や魚などを買ってきて袋から取り出すと、トレーからドリップが垂れていることも。もしその日、サラダを作ろうと同じ袋に生野菜が入っていて、そのドリップがついていたら…。そしてレジ袋が有料になって以来、しっかりとエコバックを持ち歩いている人も多いでしょう。毎日洗っていますか?

やはり食中毒の危険を考えれば、買い物に行くたびに洗濯するのがおすすめ。なかなか難しいという場合も「加熱用の肉・魚専用」「野菜ほか」など2つの袋を持つのがおすすめです。袋に直に入れずビニールにつつんでも、ドリップが漏れ出して他の食材につくと危険です。

 

食材の保冷も欠かせません。冷房でお部屋が涼しくなっていたとしても、買い物から帰ってきたら素早く冷蔵庫へ。しばらく使う予定がないのなら冷凍庫へ入れることで、菌の増殖もストップします。菌が増殖しないうちに、帰宅後すぐに処理してしまいましょう。

 

調理の際はこまめに手を洗い、消毒を徹底します。まな板や包丁を共用すると、洗いもれが発生すると危険なため、できれば肉用、魚用、野菜用など専用のものを用意しつつ、調理は「ナマモノ」から。手をきちんと洗って消毒してからサラダをつくり、その後に肉の調理へ。こうするだけでリスクがぐんと減ります。

お肉や卵はしっかり加熱して食べるということも徹底しましょう。ごくたまに禁止されている牛の生レバーや、豚肉や鶏肉を「新鮮なら生で食べられる」などと言う人がいます。食べて何もなければ「食べられた」ことになるのかもしれませんが、それはたまたま。絶対に生で食べてはいけませんので、きちんと中まで火を通してください。そして生肉・生魚が触れた調理器具は熱湯消毒すると安心ですよ。

 

作り置きは本来なら一時休止すべきタイミングですが、もし作るなら清潔な器と箸で取り分けて、粗熱を取ってから素早く冷蔵庫→冷凍庫に。食べるときはしっかりと温めてから食べるようにします。お弁当はよく冷ましてからしっかり水気を切って詰め、保冷剤もプラスするとよいでしょう。これらも清潔な箸でおかずを詰めてください。手で取り分けたり、ましてや箸でつついた朝食の残りを入れてはいけませんよ。

 

そして最後は「におい」です。食べているとき、「なんかにおいが違う?」と感じたらすぐにやめましょう。私たち人間は動物ですから、最終的に“五感”が最も正しい可能性があります(笑)。何か変だなと思ったらすぐに食べるのをやめてくださいね。食中毒は少しの意識で大きくリスクを下げることができるので、しっかり対策を。この夏も健康に、食中毒ゼロで乗り切りましょう。