昨日8月3日、全国的な猛暑となり東京都や神奈川県など27都道県に「熱中症警戒アラート」が発表されました。新潟県三条市では2021年の全国最高気温となる39.1℃を記録。今後しばらくこの暑さは続く見込みです。

 

こうも暑いと熱中症が心配です。熱中症は、気温の高い場所に長時間いたり強い日差しを浴びたりすることで体温が上がり、体内の水分量や塩分のバランスが崩れ、体温調節が効かなくなるのが原因。体温が上がり、頭痛やめまい、痙攣などさまざまな症状が起こります。

 

熱中症で救急搬送された人は、2021年7月19日~7月25日が8000人超、7月26日~8月1日は6000人弱もいるのだとか。今年の累計熱中症患者は3万人近くおり、残念ながら亡くなった方もいらっしゃいます。もちろん搬送されずに回復しただけで、熱中症を「起こしていた」人も少なくないはず。まだまだ暑さは続きますから、十分な注意が必要です。

そして連日の暑さで増えはじめている「夏バテ」。仕事や勉強へのやる気が出てこなかったり、食欲がなくなったり。夏バテは“暑さによる疲労”というイメージがありますが、実は熱中症とも少なからず関連があるようです。

 

本来であれば体は自律神経が働いて、汗を出すなど体温調節を行っています。ところが近年、全国的に気温が上がっていて体が追いついてないこと、そしてエアコンの普及により涼しい部屋と暑い屋外を行ったり来たりすることなどから、温度変化に体が混乱して、自律神経のバランスを崩してしまう人が多くなっています。また脱水症状までいかなくとも、補給する水分量が少なく体温上昇につながり、全身の倦怠感や食欲不振、思考力低下につながっていきます。

 

熱中症は命の危機に直面している「急性」、夏バテは注意が必要な「慢性」というイメージでしょうか。ですから、いわゆる熱中症対策は夏バテ防止にも有効に働くようです。

 

まずは水分補給をしっかりと。冬場に比べ汗をかく量は増えているため、摂取水分は意識して多めにすべきです。とはいえ、冷たいものばかり飲んでいては、胃腸の調子が悪くなってしまうので、常温か、もしくは冷房対策の一環としても温かい飲み物を用意するといいでしょう。

 

もちろん栄養補給も欠かせません。熱中症・夏バテ対策に限らず「バランスの良い食事」は必須です。また十分な睡眠をとることも大切なポイント。夜更かしせずに早めに寝るように心がけてください。また涼しい室内で「ステイホーム」していると発汗能力が低下し、酷暑の屋外に出たときに危険です。正常な体温調節機能を維持するためにも、朝や夜の涼しい時間帯に軽い運動で汗をかき、同時に自律神経のバランスも整えましょう。