人体の“エネルギー工場”とも言われるミトコンドリア。体内に取り込んだ栄養素と酸素を使って、生命の維持・活動に必要なエネルギーを生み出しています。

 

そこで必要とされるのが「コエンザイムQ10」。コエンザイムQ10とは、ミトコンドリアの中で働き、エネルギー産生を助けるもので、食事や体内での産生により補給されています。しかし20歳をピークに減り始め、80代ともなると半分以下にまで減少してしまいます。日本では1970年代からコエンザイムQ10を糖尿病や脳卒中、心筋梗塞などの治療薬として使用され、さらに2001年から食品として認可されました。現在ではコエンザイムQ10を補うサプリメントが各社から販売されています。

 

コエンザイムQ10には、酸化型と還元型の2種類があります。もともとサプリなどで売られていたのが酸化型でしたが、実は体内で作られるコエンザイムQ10は還元型。サプリなどで摂取したコエンザイムQ10は、小腸で還元型にしてから体で利用されるという流れだったのです。なお、酸化型から還元型への変換は、加齢であったり、ストレスであったり、さまざまな要因でその機能が低下するため、酸化型の摂取では効率があまりよくないということがありました。

しかし日本では研究が進み、カネカが世界に先駆けて還元型の量産化に成功。体内にそのまま取り込んで利用できる「還元型コエンザイムQ10」が完成しました。手軽に、そして効率よく体に大切な成分を摂取できるため、現在のサプリメント等は還元型が中心となっています。

 

さらに1日必要分を食事で取ろうとすれば、イワシだと20尾、牛肉は3キロも食べなくてはならないのだとか……。そのためサプリメントでの摂取がおすすめです。十分なコエンザイムQ10が体内にあることでエネルギーが効率よく作られ、疲れにくい体になると言われています。また優れた抗酸化力で、活性酸素によるダメージからも、体を守ってくれます。

 

「どこか悪いというわけじゃないけれど、なんだかスッキリしないな」という方、もしかしたらコエンザイムQ10不足で、ミトコンドリアの働きが悪くなっているのかもしれません。40歳以降は体内産生の力も落ちるため、サプリメントなどを活用して体をサポートしてあげてください。