突然ですが、ブログをご覧いただいている皆様は「プロテオグリカン」をご存知でしょうか?

 

最近では化粧品に含有され感度の高い女性から注目を集めている「プロテオグリカン」は、美肌といった美容関連、関節ケアなどさまざまな訴求に対応する食品素材としても知られています。

 

現在、国内外で拡大を続ける機能性素材・プロテオグリカンは、弊社でも注目している素材!今回、ご縁があってプロテオグリカンを取り扱う商社様にアテンドいただき、“プロテオグリカン誕生の地”である青森県を訪れました。

出張日程は3月11日・12日の2日間。飛行機であっという間に到着しましたが、さすが東北!まだ雪が残っていて、雨も降っていたためとても寒かったです。

 

気合を入れて、まずは青森市内にある株式会社角弘の運営するプロテオグリカン研究所へ!ここではプロテオグリカンの歴史や抽出方法、現在の市場などを丁寧にご説明いただきました。

ちなみに、プロテオグリカンはサケの鼻軟骨から抽出した素材。この「鼻軟骨」に、青森県が“誕生の地”である理由が隠されています。

 

 1980年、青森・弘前大学医学部の高垣啓一教授らが本格的な研究を開始したプロテオグリカン。当初は牛や鯨などの軟骨から有害性のある薬品を用い、複雑な工程を経て精製していました。ごく少量しか取れないため、金額はなんと1グラム3000万円!!! そのため研究用試薬としてのみ活用されていました。

 

その後、高垣教授は量産化を模索し、地元の有力企業・㈱角弘と共同研究を開始。なかなか研究はうまく進みませんでしたが、サケの鼻軟骨を酢に浸けてやわらかくした青森の郷土料理「氷頭なます」に気づきを得た高垣教授が、食用酢酸とアルコールのみでサケ鼻軟骨プロテオグリカンの抽出に成功。量産化につながったそうです。

 

こうした説明を受けつつ、サケの頭の実物も見せていただきました。ちょっとエグイ…ですが、この鼻のラインが鼻軟骨です。

プロテオグリカン誕生の歴史をしっかりと頭に入れたあと、白衣・長靴を着用して研究所併設のプロテオグリカン工場の見学へ。ドアを開けると、まるでお寿司屋さんのような酢(酢酸)の香りが! 非常にシンプルな製造工程に見えましたが、当然多くのノウハウが詰まっており特許製法です。サケの頭が実際に酢酸に浸かっているところも工場内で見ることができました。

 

午後は、青森駅近くにある㈱角弘の運営するプロテオグリカン専門店「アレッラPG」に立ち寄りました。プロテオグリカン配合の一般加工食品やサプリメント、化粧品などが所狭しと並んでいます。

 

 

中でも目を引くのが、店外モニターで放映されているプロテオグリカンCM。子供たちが「プロテオグリカン♪プロテオグリカーン♪」と連呼する軽快な曲に乗せて“プロテオグリカン体操”を楽しく踊る映像が流れていました! 青森県内ではこのCMが毎朝流れているようで、県民で知らない人はいない…?かもしれません。

 

 

続けて青森工業研究所、青森県商工労働部を訪問しました。プロテオグリカンは、産官学連携事業として策定された『青森ライフイノベーション』の「プロダクト分野」推進の中心として期待されてきた素材。県をあげて“プロテオグリカン推し”を進め、市場はどんどん拡大しているそうです。

 

現在は県内企業のプロテオグリカン配合製品の商品企画・開発および販路開拓支援や「あおもりPG(プロテオグリカン)」の統一ブランド化、展示会出展協力などあらゆるサポートを実施しています。

 

プロテオグリカンという素材名はとても難しくあまり浸透していないように思っていましたが、青森県内では、想像以上に身近な存在なんですね。

 

私たちもプロテオグリカンに詳しくなったところで、青森市内から弘前へ移動です。途中、道の駅でお土産を購入。そこで美味しそうなアップルパイが売っていて…全員が「食べたい」と思いながらも何とか我慢しました。

 

その理由は…夕食での青森の郷土料理が待っているからです!

 

弘前に到着しホテルチェックイン後、「居酒屋土紋」へ。こちらは、プロテオグリカンの開発の原点である郷土料理「氷頭なます」が絶品とのこと。そして土紋のカウンター左から2つ目の席で、前述のプロテオグリカン研究の第一人者である高垣教授が「氷頭なます」を食し、膝をポンとたたいて閃いたという説があるそうです!

 

実は弊社メンバー3名とも「氷頭なます」は食べたことがなく、この日が初めての体験です。ドキドキしながら口に運びましたが、生臭さは全くなく美味!この氷頭なますがプロテオグリカン誕生のヒントになっていると思うと、なんだかとても不思議な感じがしました。

 

そして青森は銘酒が多いのも有名。その中の「豊盃」を何種類か頂きました。その中に1500本しか作らなかったという幻のお酒も! 郷土料理の「いがめんち」や、そのほかのお料理もお酒もとても美味しくて大満足でした。