アルツハイマーの原因物質とされる「アミロイドβ」。たんぱく質の一種であるアミロイドβは通常であれば自然に排出されますが、そのサイズが大きくなると“脳内のゴミ”として蓄積されていきます。そして脳細胞の機能を破壊し、認知症へとつながっていくのです。

 

認知症予防のために必要なのは「栄養バランスの取れた食事」「適度な運動」「規則正しい生活」。当ブログを読んでくださっている方なら、すでに健康的な生活を実践されている方ばかりではないでしょうか。

 

そんな方は一歩進んで、積極的に認知症の芽をつんでいくための食べ物に注目してください。それはなんと「カマンベールチーズ」です。東京大学大学院農学生命科学研究科は、カマンベールチーズ摂取により、脳内にあるアミロイドβの沈着が抑制されることをマウス実験で明らかにしています。

なぜカマンベールチーズかというと、発酵過程でつくられるオレイン酸アミドとデヒドロエルゴステロールが、脳内の異物を取り除く役割を担う物質の働きによい影響を与えているのだとか。カマンベールチーズが認知症予防に……なんだかとっても意外に感じるのは、私だけでしょうか。実験には市販のカマンベールチーズが使用されているとのことで、私たちにとっても身近かついつでも手に入る食べ物なのが嬉しいところですね。

 

このほかオレイン酸の多く含まれるオリーブオイルやナッツ類も、アミロイドベータを減らす効果があります。いずれも摂り過ぎには注意が必要ですが、カマンベールチーズ・オリーブオイル・ナッツなど、これらの食べ物を日常の食生活にうまく取り入れることで、+αの認知症予防が期待できます。

 

なお、昨年アルツハイマーの唯一の「治療薬」として米FDAで認証されたアデュカヌマブも、アミロイドβのプラークを減らす作用があります。この薬は、私たちが当たり前に使えるようになるまでまだまだ時間はかかりますが、医療は日々進化しており、認知症を恐れる必要がない時代が訪れるかもしれません。

 

しかしやはり認知症をはじめ病気にはなりたくないもの。+αの認知症予防で脳の健康を守りましょう。