薬も食事も体の健康を保つうえで欠かせないものであり、その源は同じであるという意味を持つ「医食同源」。食事により摂取した栄養によって人の体は生かされているのですから、食事内容が体の状態に大きく関わってくるのは当然です。

 

近年、医療の場面で取り入れる医師が増えているという「オーソモレキュラー療法」も適切な栄養摂取により細胞の働きをアップさせて健康になるサポートをするもの。これまでは「栄養療法」「分子栄養学」などと言われてきたものと同様です。海外では古くから精神疾患領域の治療に応用されてきたという歴史があるそうです。

 

オーソモレキュラー療法は、血液検査で全身の栄養状態を調べ、食事内容・消化吸収力・代謝などを解析したうえで個々に最適な栄養療法を提案。一人ひとりの状態を見極めながら、糖質コントロールを含む食事療法のほかに、サプリメントや点滴も用いるなど要点を絞った栄養療法により、一時的な投薬での改善ではなく根本から原因を取り除くことをめざしています。例えば効果的な栄養吸収のため、消化吸収機能が低下している人には点滴での栄養補給、高用量のサプリメント活用など、「食事」だけにとらわれずに行うそうです。

 

オーソモレキュラー栄養医学研究所のホームページを見ると、「食事」「サプリメント」「生活習慣」の3つの柱が掲げられ、食事は血糖値の安定と最適量のたんぱく質摂取、高用量サプリメントによる栄養補給、運動・睡眠・脱ストレスなど生活習慣の改善の必要性の解説がされています。また、「肥満」「うつ」「認知症」「ストレス」などをテーマにしたオーソモレキュラー療法関連書籍も多数発行されており、なかには『花粉症は1週間で治る』(溝口徹著)といったものも。これも同研究所のホームページにて紹介されていますので、気になる本があればぜひ一読し、新年度の始まりへ向け、改めて健康と栄養を考えるきっかけにしてみてください。

 

[一般社団法人オーソモレキュラー栄養医学研究所]https://www.orthomolecular.jp/