健康の条件に挙げられる「バランスのよい食事」「適度な運動」「規則正しい生活」。今回はその中の「規則正しい生活」に関わる“睡眠”についてのお話です。皆さん、睡眠時間は足りていますか? 睡眠には疲労回復はもちろん、脳と体の休息、免疫力増などあらゆる役割があるのを、多くの人は知識としても実感としてもお持ちでしょう。

 

しかし、寝具メーカー大手の西川のホームページに掲載されている「日本人の睡眠時間」と海外睡眠事情の解説を見てみると、OECD加盟国30カ国中でなんと最下位の7.3時間。フランス(8.5時間)・イギリス(8.4時間)・スペイン(8.6時間)・アメリカ(8.8時間)と言う結果と見比べると、いかに日本人の睡眠が短いかがわかります。

 

たった一日の「寝不足」であるなら、翌日の仕事がつらい、昼間眠くなる…といった程度であまり深刻にとらえる必要はありません。しかし慢性的に短時間睡眠が続いていると、肥満や糖尿病・高血圧・脂質異常症といった生活習慣病、うつなどの精神症状、認知症などのリスクが高まることが近年の研究で示唆されています。

もちろんただ長く眠ればいいというわけではありません。量も重要ですが、もっと大切なのは「質」。良質な睡眠を取るためにはどうしたらいいのでしょう。日中はしっかりと活動し、適度な運動で体を疲れさせるというのも当然有効ですが、実はポリフェノールの一種「クロロゲン酸類」が含まれているコーヒーも、私たちの睡眠をサポートしてくれるようです。

 

「コーヒーを飲むと眠れなくなる」と言われ、てきましたが、これはカフェインが入っているから。近年はたくさんのカフェインレスのコーヒーが販売されており、コーヒーに含まれるポリフェノールの一種「クロロゲン酸類」の摂取により、夜の寝つきがよくなることがヒト試験で明らかとなっているのです。

 

さらに「朝の一杯」「昼食後の一杯」「夕食後の一杯」などリズムよく飲みやすいコーヒーは、適正な睡眠時間の確保につながる「規則正しい体内時計」の獲得にもつながります。朝日を浴びながらコーヒーで目を覚まし、昼食後にはほっと一息。眠る前には、同じくリラックス効果のあるチョコレートひとかけらをつまみながら、カフェインレスコーヒーでゆったりと。ポリフェノールの力を借りて体のリズムを整え、「いい睡眠」をめざしましょう。