老化を進め、病気になる要因として広く知られる「糖化」。体の“コゲ”と言われ、“サビ”と称される酸化とともに糖化を防止することが、いつまでも健康で若々しくいる秘訣です。

 

血中にある余分な糖質と、たんぱく質や脂質が結びつくと、AGEs(投下最終生成物)が作られます。多くは体の外へと排出されるのですが、1割ほどは体内にとどまって体に悪影響を及ぼします。“コゲ”と言われだけあって、糖化はホットケーキに例えると、あの美味しそうなキツネ色。メイラード反応という「糖化反応」により色が変わっているのです。

 

AGEsを摂取せずに生きていくことは不可能です。が、なるべく減らすためには「調理法」が大切になってきます。先ほどのホットケーキの例では、「メイラード反応」が加熱によって起こっていることがわかりますよね。この加熱という調理方法に気を使うだけで、AGEsを減らすことができるんです。

最もAGEsが少ないのが「生」。蒸したりゆでたりするのもAGEsを減らすにはとてもいい調理法です。そして順番に、煮る→炒める→焼く→揚げるとAGEsは増えていきます。例えばキャベツなら千切りサラダとして食べる→蒸しキャベツ→ロールキャベツ→回鍋肉…という形でAGEsが増加していくそうです。

 

この加熱調理は「温度が高いほど」多くのAGEsが作られてしまうとのこと。先に挙げた調理法以外にも、電子レンジでの加熱も当然、AGEsが産生されます。特に電子レンジは見た目に「コゲる」ことがないため、うっかり加熱しすぎてしまうことも。コゲていなくても「メイラード反応」と同じような状態になっていて、冷めたからといって温め直しするとAGEsはさらに増えていくのだそうです。

 

とはいえ、電子レンジは油などを使わずに調理でき、ヘルシーな一面もあり、私たちの生活には必要不可欠なもの。AGEs産生の観点で気を付けるべきは「電子レンジでの10分以上の加熱」と「温め直し」です。上手に使えばAGEsを低く抑えることができるため、今後は「食べるもの」に気を使うと同時に、その「調理方法」にもこだわって、体の老化を防ぎましょう。