先週は、日本人の認知症の半数以上を占めるアルツハイマー型についてまとめてみました。今回はアルツハイマー型認知症に次いで多いとされる、血管性認知症について調べてみました。

血管性認知症は、くも膜下出血、脳出血や脳梗塞などいわゆる脳卒中など、脳の血管の病気が原因です。脳血管から出血したり詰まったりすることで、脳に栄養や酸素が行き届かなくなり、脳の機能が低下してしまいます。患者の割合は日本人の認知症の2割ほどと言われ、どちらかと言えば男性の発症が多いようです。

脳の血管の病気を引き起こす原因は動脈硬化ですから、糖尿病や高血圧、脂質異常症、喫煙など、動脈硬化と密接な関係がある生活習慣病が原因と言っても過言ではないでしょう。さらにアルツハイマー型と診断された患者の中には、血管障害を起こしている人も少なくないと考えられます。アルツハイマー型の症状に加え、血管性認知症の症状も併発するタイプは、混合型とされます。

さて、それでは血管性認知症の症状はどういったものなのでしょうか。同じ脳梗塞でも発生した場所により後遺症が残る人もいれば、まったく残らずに回復する人もいるように、認知症の症状もそれぞれ。初期の段階では記憶障害よりも手足のしびれや麻痺、意欲の低下などが目立ち、話したり歩いたりが困難になることもあります。そのほか嚥下障害、夜間せん妄など他の認知症と症状は変わらないのですが、脳血管障害によりダメージを受けた箇所によって出てくる症状が違ってきます。脳血管の病気が起こった直後、急激に症状が現れたのち、改善したり悪化したりしながら症状が進行していきます。

なかでも血管性認知症の特徴とされるのが「まだら認知症」。病気によって脳の細胞が壊れて機能が低下しますが、物忘れや計算ができないなどの症状が出ても、これまで培ってきた経験や判断力などは残っているというケースもあるとか。理解力があるのに、新しいことを覚えられないというのも「まだら認知症」の一つ。初期の段階では、「認知症の症状が出ている」と患者本人に自覚がある人もいるため、その葛藤に苦しむのも特徴かもしれません。血管性認知症は感情のコントロールも困難になることも多く、突然怒り出したり心が沈んだりと周囲を振り回してしまったり、一日の中で「できる」「できない」に波があるため、さっきできていたことが、急にできなくなることもあります。この点を踏まえ、介護する家族らにも特に配慮が求められるところですね。

いわゆる脳卒中でも、脳梗塞のほうが認知症の原因になりやすく発作が起こるたびに病状も悪化するため、再発を防ぐ「予防」が重要になってきます。先述の通り、生活習慣病が大きな原因となりますから、日々の食生活と運動習慣の見直しは今すぐにでも取り組みたいところです。

 

これまでお伝えしてきた「タキシフォリン」はアルツハイマー病の一因となるタンパク質の一種「アミロイドβ」の産生や脳への蓄積、炎症を抑制する作用が明らかとなっていますが、このほかにもたくさんの機能性が注目されており、血糖や血流といった生活習慣のケア素材としても日本国内で臨床研究が進んでいます。バランスのいい食生活と適度な運動習慣、規則正しい生活に、「タキシフォリン」をプラス。そんな未来がもうすぐ来るかもしれませんね。