「美肌」と聞くと、女性化粧品や女性向けサプリなど、女性のイメージが思い浮かぶ人が多いかもしれません。しかし、男女の違いに関わりなく、肌というのは最も人の目に触れる部分です。ですから、美肌は女性だけの関心事ではなく、男性にとっても大切なことなのです。男性の関心事として語られる場合には、「美肌」というよりも、「肌の健康」とか他の言葉のほうがピンとくるかもしれません。いずれにしても、人間が毎日社会のなかで他人の目にさらされて生きている限り、男性にとっても、女性にとっても、肌の健康を保つことは大切なことです。

 

先日、ある会合で、髪の毛がふさふさな男性と、もうすっかり禿げ上がってしまった男性と、「どちらが年下に見えるか?」と聞かれました。この文章の情報だけからだと、皆さんは「もちろん髪の毛がふさふさなほうが年下」と思われたかもしれません。しかし実際には、禿げ上がってしまった男性のほうが、髪の毛がふさふさな男性よりも、ずっと若く見えたのです。そしてその場にいた多くの人が、そのように答えました。その後二人の話を聞くと、禿げている男性のほうが年上だということでした。つまり、禿げている男性は、①禿げているにもかかわらず、②そして実年齢が上であるにもかかわらず、ふさふさの男性よりも若く見えたのです。どうしてでしょうか?肌のハリとつやが良かったからです。つまり、肌というのはそれだけ表面積が大きく、人の目にたくさんの情報を伝えるものです。肌がきれいであれば、髪の毛など部分的な問題など、簡単に乗り越えてしまうわけです。

それでは肌を美しく保つにはどのようにすればいいのでしょうか?いままでこのブログを読んでこられた方ならお分かりだと思いますが、大切なのは、肌のバリア機能と保湿機能を高めることです。肌のバリア機能を高めるためには、細胞同士をくっつけてくれるタンパク質、つまりコラーゲンが重要でしたね。レンガの壁についてのたとえ話を覚えていますか。(ブログ「アトピー性皮膚炎の外的・内的要因」https://sanoh-corp.jp/post-418/)バリア機能が高まることによって、保湿機能も高まるわけですが、そこに肝心の水分を補給してくれるのが、ヒアルロン酸でしたね。(ブログ「ヒアルロン酸について」https://sanoh-corp.jp/post-476/)

一方で肌は繊細なものでもあります。スキンシップが精神的に良い影響を与えることは知られていますが、そのことがまた肌の状態にも良い影響を与えるのです。この意味では、肌はその人の精神的状態を写し出す鏡でもあるわけです。肌の健康状態に気を使うことは、自分の内面に向き合うことでもあります。