誰もが罹患リスクのある認知症。要介護状態となる三大疾患の一つでもあり、あるアンケート結果では「親に患って欲しくない病気」のトップにもなりました。

日本人の認知症の半数以上を占めるとされるアルツハイマー型認知症は、タンパク質のゴミである「アミロイドβ」が脳に蓄積され、神経細胞が死んでしまい、脳全体が委縮してしまうそうです。その「アミロイドβ」はなんと50歳前後から溜まり始めるとのこと。認知症が気になり出す60歳、70歳になってから予防を始めるのではなく、今すぐに予防への取り組みを始めることが大切です。

認知症は生活習慣病とも密接に関連していますから、予防のためにはバランスのいい食事や適度な運動、規則正しい生活が重要です。今回は認知症予防のための「食事」について調べてみました。

総合的に言えば、バランスのいい食事が重要。これは認知症予防以前の問題です。テレビなどの健康番組で「認知症予防にいい」と聞くと、日本中のスーパーからその商品が消えることもたびたびあります。当たり前のことですが、ブームに乗って短期間で大量に摂取しても何の意味もありません。さまざまな食べ物をバランスよく、そしてその食生活を維持することが大切です。

生活習慣病との関連で言えば、糖尿病患者の発症率の上昇が報告されているのが、アルツハイマー型認知症と血管性認知症。そして高血圧による動脈硬化だと血管性認知症のリスクが高まります。そのため、糖質や塩分を控えめにすることが予防につながると言われています。

 

特に和食はヘルシーである一方、塩分が高めなことから、減塩が推奨されています。というのも。「アミロイドβ」を排出する際も、脳の神経細胞に栄養を補給する際にも、必要なのは血管です。そのためにも脳の血管を健康な状態でキープするため、塩分摂取を控えるべきだと考えられているのです。

また2015年、アメリカの研究機関によるアルツハイマー病予防の食事法「マインド食」が発表されています。緑黄色野菜やベリー類、豆類、魚・鶏肉、オリーブオイルなど“積極的に取る食材”と、赤身肉、バターやお菓子、ファーストフードなど“控える食材”を分け、その目安となる摂取頻度も併せてリスト化されています。

 

これはアメリカの生活習慣から判断した「食事」ですから、日本人にも合っているかと言われるとそうではありません。しかし「緑黄色野菜を積極的に摂る」「お菓子やファーストフードは控える」など大まかなところでは一緒でしょう。魚についても、日本人になじみ深い青魚には「DHA/EPA」などの不飽和脂肪酸が豊富に含まれ、「DHA/EPA」を関与成分とした脳機能対策の機能性表示食品が多数販売されています。

 

豆類に関しても同様です。例えば大豆に含まれるレシチンはフォスファチジルコリンとも言われ、脳神経や神経組織を構成する大切な成分。日本には納豆、豆乳、豆腐などさまざまな大豆製品があり日常的に摂取しやすい食材ですね。

とはいえ、バランスのいい食事、積極的に摂るべき食材を…と言っても、生活していくうえで欠かさず続けていくことは困難です。ですから日々の食生活には気をつけつつ、「タキシフォリン」をはじめとした、機能性素材を配合したサプリメントをうまく使うのも手です。「タキシフォリン」は「アミロイドβ」の産生・蓄積抑制はもちろん、血流改善や糖尿病などの各対策素材としても研究が進んでいます。

 

そして……「認知症予防のための食事」というと、食材に飛びつきがちですが、料理という日常生活もおおいに関係してきます。認知症が進行した状態では火の不始末や味付けの変化など、心配な点がありますが、予防という観点では違います。食材を選び、食材を切ったり味付けをしたり盛りつけたり。手先を使いながら頭を使うので、脳の活性化につながり、認知症予防にも役に立つというわけです。

 

サプリメントなどの力も借りながら、日々の食材や味付けにちょっとだけ注意して、認知症にならない楽しい食生活を送っていきたいものですね。