昨日10月31日、認知症の治療薬や予防薬を早期に実用化をめざし研究参加者を募集する、東京大学の研究チームらによる国内最大のプロジェクトが始動しました。これはボランティアとして登録した50歳以上の男女に、インターネット上で3ヶ月に一度、定期検査を受けてもらいながら、認知機能に変化がないかを見ていくのだそう。そして記憶能力などに変化があった人に、アルツハイマー予防・治療を目的とした治験情報を提供してくれるそうです。

なぜこの取り組みが始まったのかというと、認知症治療薬・予防薬の研究が盛んに進んでいるものの、アルツハイマー型認知症による認知機能障害が明らかになった時点では、薬物治療の効果が薄くなってしまうことが理由だとか。そのため買い物や家事など日常動作には支障の出ていない軽度認知障害(MCI)の方に治験に参加してもらい、投薬治療でその効果を検証するということです。

<J-TRC>

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現時点では、認知症は治る病気ではありません。しかし先述のように治療薬の実用化へのプロジェクトもスタートし、早期受診・早期発見により進行抑制が可能になりつつあります。話はそれますが、先日国内の研究グループが「てんかん」悪化の仕組みを解明したと発表したばかり。このような脳の機能に関する研究が今後ますます進めば、人類が認知症を“乗り越える”時代がやってくるかもしれません。

とはいえ、どんな病気であれ、罹患したい人は当然いないはず。認知症が怖くない時代がきたとしても、認知症になりたい人はいないでしょう。そのためには、やはり日々の生活習慣がポイントになってきます。

これまで何度もお伝えしてきた通り、糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病は、認知症と大きく関連しています。くも膜下出血、脳出血や脳梗塞などいわゆる脳卒中など、脳の血管の病気が原因の血管性認知症は言うまでもありませんが、近年は生活習慣病コントロールを行うことでアルツハイマー型認知症の進行抑制が可能であることも分かってきています。

そこでタイトルにある「血流改善」が重要になってきます。認知症検査のなかには脳血流画像検査(SPECT検査)というものがあり、物忘れなどの症状だけでは分かりにくくても、脳の血流が低下しているかどうか、また低下している場所がどこかを突き止めることで、認知症であるか否かの診断が可能となります。アルツハイマー型認知症の方はもちろん、初期の方、そして軽度認知障害(MCI)の方にも血流低下が見られるのだそうです。

アルツハイマー型認知症の原因とされるのはアミロイドβ(タンパク質のゴミ)の脳への蓄積。高血圧や糖尿病による動脈硬化が慢性的な脳血流低下を引き起こし、このアミロイドβが凝集しやすくなって、蓄積されていくんです。50歳頃から蓄積は始まるとされていることから、早め早めの生活習慣病の予防や管理が、認知症予防や進行抑制につながっていくのですね。

弊社取り扱いの「タキシフォリン」は、アミロイドβの産生や蓄積を抑制することが示唆されている機能性食品素材です。現在は糖尿病関連でも臨床試験が進んでおりますが、その他にも「毛細血管保護作用」「毛細血管の血流改善」「脳神経保護」などをキーワードに国内外で研究が行われています。こうした「タキシフォリン」の血流へのよい影響も、アミロイドβの脳への蓄積を防いでくれているのではないでしょうか。

 

最近こそ認知機能への作用で脚光を浴びていますが、「タキシフォリン」はもともと生活習慣病対策で注目されてきた歴史を持つ素材。生活習慣病と認知症の関係を知るにつれ、「タキシフォリン」への期待は高まるばかりです。