皆さん、日本アトピー協会ってご存知ですか? 正式名称は「特定非営利活動法人 日本アトピー協会(Japan Atopic Dermatitis Patients Association: JADPA)」で、平成7年に創立され、平成19年2月1日に特定非営利活動法人(NPO法人)となった団体です。

 

いままでのブログでも見てきましたが、アレルギー症状というのは、その発症のメカニズムが分かっていなかったり、誤解されているものがあったり、果ては、医師の間でもその治療方法に意見の違いがあったりと、なかなか的確な情報を見つけることが難しいものです。その一方で、アレルギー症状には様々なものがあり、人それぞれに抱えている悩みも違います。そこで、医療機関や一般企業、有志の方々などが一丸となって、最新の情報を交換したり、アレルギーを抱える人しか分からない悩みを相談できる無料窓口を設けたり、幅広い活動をされておられるのが日本アトピー協会というわけです。

日本アトピー協会のホームページ( http://www.nihonatopy.join-us.jp/index.html )によれば、一般患者会員が約800名、医療関係賛助会員が105名、一般企業賛助会員が100社あるとのこと。一般企業賛助会員のリストは、ホームページ上で公開されています( http://www.nihonatopy.join-us.jp/support/company/index.html )。

日本アトピー協会のホームページ上で最も有益だと思われるのが、『アトピーナウ』という協会の通信紙(隔月刊)が、バックナンバーも含めて、すべてPDFでダウンロードできる点です。

例えば、2019年5-6月号では、「アレルギーマーチ」という考え方が紹介されています。本ブログでも触れてきましたが、「アレルギー体質を有するものにおいて、原因(抗原)と発現臓器(疾患)と発症時期を異にしながら気管支喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎などのアレルギー疾患が次から次へと出現してくる現象」[1]のことを、マーチ、と例えて言ったものです。

同じ号のなかで、元朝日放送のアナウンサーで、アトピーとの付き合いが40年になる関根友実さんが、アレルギーについて、なるほど!、と思えることを書いておられます。アレルギーとは、外敵と誤認したものに対決する免疫反応であり、風車に突撃するドン・キホーテに似ている、本来は正義に燃えた騎士道的振る舞いであって、守り方を間違えているだけ、おっちょこちょいなだけ、と。関根さんは、「根っこは私を守るために反応してくれている。今はそう考えて、思いがけない歩みを進める兵隊さん達と付き合っています」[2]と、兵隊の行進(マーチ)になぞらえて、文章を締めくくっておられます。子供のころからアトピー症状をかかえ、マーチを体験されているご本人の連載は、読んでいて、実感にあふれています。

アトピーに悩まれる方も、なにか役に立つことをしたいと考えておられる方も、ぜひ一度、『アトピーナウ』を読んでみられることをおすすめします。

※『アトピーナウ』のバックナンバーURL: http://www.nihonatopy.join-us.jp/now.html

 

 

[1]『アトピーナウ』(通巻126号)、2019年5月12日、NPO法人日本アトピー協会、p.1

[2]「ハーイ!アトピーづき合い40年の友実です」(連載43回)、同上、p.6