前回、タキシフォリンの毛細血管血流改善作用についてまとめてみました。最近では健康や美容のために「血流改善」が重要なことが広く知られてきましたが、それでは血流に障害が出ると、どんな病気になってしまうのでしょうか。

 

何らかの理由で血の流れが滞ってしまったり、血管が硬く柔軟性がなくなってしまい血液が流れにくくなってしまったりすることを血流障害と言います。通常であれば頭のてっぺんから手足の先まで、全身隅々まで行き届く血液。どこかで滞ってしまったら。どこかで流れが悪くなってしまったら。体のさまざまな箇所、各臓器に影響が出るのは当然と言えます。

デスクワークで肩が凝ったり、足が冷えたりするのも血流障害の一つ。体内で血液がうまく循環していないことで、倦怠感を覚える方、慢性疲労の状態となってしまう方もいます。これくらいの症状でしたら、本格的に困ることは少ないので、痛みや疲れを感じながらもそのままにしてしまう人も多いでしょう。またこのほかの原因としては、血圧の異常、高脂血症ほか、喫煙による血管の収縮なども挙げられます。

この状態を放置することで、血流障害はどんどん悪化し、各臓器にも影響が出始めます。例えば手足の冷えやむくみも、放置していけば下肢静脈瘤となるケースもあります。下肢静脈瘤は足にコブのようなものができますが、見た目に違和感が出るだけで即座に命には関わりません。しかし放置すると悪化して足の皮膚に潰瘍ができ、「見た目が悪い」というレベルでは済まされない病気に発展していきます。

 

また血流障害、動脈硬化が進行すると、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞や脳溢血など命や日常生活に関わる病気にもつながっていきます。脳血管性認知症は脳梗塞や脳出血が原因であることはこれまでにもお伝えしてきました。一見「血液の流れが悪い」だけで、すぐに体に影響はないかもしれません。しかし放っておけばさまざまな疾患のリスクが上がるのです。

血流を改善するためには、まずはバランスの良い食事と適度な運動など規則正しい生活を実行することです。またデスクワークであれば定期的に立ち上がってストレッチをしたり、エスカレーターではなく階段を利用したりと、「第二の心臓」とも言われるふくらはぎをしっかりと動かすようにしましょう。

 

しかし、仕事が忙しい、運動が続かない、バランスの良い食事が難しい…など人それぞれ事情があるかと思います。その場合は、「血流改善」を訴求するサプリメントや健康食品などを活用するのも手です。教科書通りの規則正しい生活は無理でも、自分のできる範囲内で血流改善をめざしましょう。