世界中で猛威を振るう、新型コロナウイルス「COVID-19」。その強い感染力で日本国内の感染者も日に日に増加しています。イベントなどが中止になるだけではなく、サンリオピューロランドは3月中旬まで臨時休園となり、北海道では公立小中学校の休校を検討しているそう。GMOインターネットグループは1月末から在宅勤務にシフトしていますが、ここにきて電通や資生堂といった大手企業もテレワークを活用することになったそうです。

 

流行の終息までどのくらいかかるのか見当もつかない中、マスクや消毒薬の品不足にお困りの方も多いのではないでしょうか。横浜のあるドラッグストアでは、マスク購入の列でケンカが起こり、流血騒ぎになったとか。連日の関連報道で不安ばかりが増している状況です。

もちろんマスクや消毒薬は大切ですが、手に入らないのであれば仕方がありません。手洗い・うがいを確実に行い、マスクを手作りしてみてもいいでしょう。と同時に、バランスのよい食事、適度な運動など規則正しい生活で体を整えることも同じくらい重要です。

そこで最近注目されているのが「免疫」。難しい説明は専門サイトに譲ることとして、その免疫機能の正常化のポイントとなるのが「交感神経」と「副交感神経」です。以前にも当コラムでお伝えしましたが、交感神経は起きて活動している時間帯、副交感神経はリラックスし休んでいる時間帯にそれぞれ優位になります。交感神経と副交感神経、すなわち自律神経がなんらかのストレスを受けて乱れると、免疫機能が正常に働かなくなってしまうのです。

 

そこで交感神経と副交感神経を整えるために必要なのが、さきほど挙げた規則正しい生活です。バランスのよい食事はもはや当たり前のこと。特に食物繊維や乳酸菌などを積極的に摂るようにして、腸を整えることを意識してみてください。

次に運動ですが、ある地域ではスポーツジムで多くの感染者が出ているため、人がたくさんいるところでの運動ではなく、自宅でのラジオ体操がおすすめです。厚生労働省では「感染を拡大させるリスクが高いのは、対面で人と人との距離が近い接触(互いに手を伸ばしたら届く距離)が、会話などで一定時間以上続き、多くの人々との間で交わされる環境」が感染を拡大させるリスクの高い状況としています。風通しがよく混雑していない屋外であれば、感染リスクも極めて低いと言えるでしょう。人の少ない公園で運動したり、散歩したりするのもOK。交感神経と副交感神経をきちんと切り替え、質の良い睡眠をとるためにも、適度な運動はとても重要です。

そして体を温めるのも大切なこと。以前「お風呂の温度管理について」(https://sanoh-corp.jp/post-748/)というタイトルのコラムでお伝えしましたが、37~39℃の「微温浴」では副交感神経が優位になり、気分が落ち着き、花粉症の症状軽減にもつながります。寒さで乱れた自律神経を、ぬるめのお湯でじっくり温めて改善していくといいでしょう。

 

39~42℃の「中温浴」は副交感神経から交感神経へと移動していく温度帯。汗もかきやすく代謝も活発になります。誰もが入りやすい温度なので、ストレス解消にもベストですね。

 

熱くて入れない人もいる42~45℃の「高温浴」は交感神経が高まり、シャキッとします。就寝前の入浴には適しませんが、朝風呂にはおすすめの温度帯です。今の時期は特にヒートショックなどもあり注意が必要ですが、入浴は免疫機能の向上に欠かせないものです。

 

 

“病は気から”も忘れないでください。もちろん症状があるのに放置する、医療機関に相談しないのはNGです。しかし「感染したらどうしよう」と不安に感じていると、それがストレスとなり自律神経の乱れにつながってしまいます。よく笑うと免疫をつかさどるNK細胞が活性化し、免疫力がアップするという話を聞いたことはありませんか? 「自分や家族は絶対にかからない!」という強い思いを持って、毎日笑って過ごしましょう。