年末年始の過ごし方とタキシフォリン

2024年も残すところわずかとなりましたね。今年は12月28日(土)から1月5日(日)までの9連休になるケースが多いようですので、例年より長めの年末年始をどのように過ごそうかと考えているところではないでしょうか。
年末年始は、睡眠時間が不規則になったり、外食の機会も増えて食事時間がバラバラになりがちです。また、大掃除や親せきとの付き合い、仕事納めなど、様々なストレスが溜まりやすく、ある意味、自律神経が乱れやすい時期と言えるでしょう。また、今年の冬はラニーニャ現象の影響で寒くなることが予想されており、寒暖差による血圧の変化にも要注意です。
不規則な食事は、血糖値の変動を大きくし、体調不良の原因となります。また、アルコールの多飲は肝臓への影響はもちろんですが、利尿作用で体内の水分が失われやすいため、口渇、頭痛、筋肉の痙攣の症状がでることがあります。
特に自律神経の乱れは、倦怠感、不眠、頭痛、めまい、食欲不振、消化不良、イライラ感など体に様々な変調をおこすだけでなく、体の抵抗力を低下させることになり、風邪やインフルエンザに罹患しやすくなります。

では、どうすれば良いのでしょうか。
まずは、年末年始のスケジュールを立て、食事や運動、睡眠時間を計画的に管理することですが、完璧にすべてを行う必要はありません。無理のない範囲で、できることから始めましょう。
忘年会や新年会では、アルコールが好きな方は、水分をこまめに摂る、ペースをゆっくりする、食事をしっかりとる、炭酸飲料を避ける、高たんぱく低カロリーのおつまみを摂る、などを心掛けましょう。食事は、小鉢料理をたくさん用意して、少しずつ色々な種類を食べることや、この時期の間食は、忘れがちなフルーツやヨーグルトなど、ヘルシーなものも選ぶようにすることが大切です。
また、自律神経を積極的にコントロールするための、大きなカギとなるのが「血流」です。自律神経は内臓や代謝、体温といった全身の機能を調節していますが、その一つが血流の調節ですから、血流を改善するために、ストレッチをしたりウォーキングなど体を動かす、にんじんやごぼうなど、体を温める食材を取り入れる、お風呂でふくらはぎのマッサージをする深呼吸をする、腸内環境を整えることや、血流を良くするサプリメントを摂ることもおすすめです。

自律神経がバランスを崩し血行悪化や血圧上昇を引き起こしますが、タキシフォリンは、降圧作用があることが報告されています。
(M B Plotnikov, O I Aliev, et al . Bull Exp Biol Med , 2017 May;163(1):57-60.)
また、タキシフォリンが、毛細血管の直径の増加、血管網密度の上昇により微小循環(細動脈、毛細血管、細静脈など)を改善することが報告されています。
(Н. А. Тюкавкина,ЛЕКАРСТВЕННЫЕ ПРЕПАРАТЫ НА ОСНОВЕ ДИКВЕРТИНА,61-71,2005.)