(vitro)歯周病に対する有用性(2022. Jun)

【研究の目的】
タキシフォリンと EGCG が再生歯内療法の足場の生体分子として細胞生存率、分化、および先端乳頭由来の幹細胞におけるバイオミネラリゼーション マーカーの発現に対する効果を評価する

【結果】
どのフラボノイド群も 48 時間の時点で細胞生存率に影響を与えませんでしたが、8 日目と 14 日目でタキシフォリン 200 μM と EGCG 50 μM は細胞毒性を示しました。
細胞は、フラボノイドの存在下でも、通常の培地で増殖した場合、アルカリホスファターゼ活性を発現しませんでした。タキシフォリン 50 μM および EGCG 12.5 μM で処理した細胞では、アルカリホスファターゼ活性とバイオミネラリゼーションの可能性が高いという結果でした。

【結論および可能性】
タキシフォリンと EGCG は、先端乳頭由来の幹細胞に対して、濃度、時間、および治療モードに依存する生物活性を示しました。テストされた低濃度の両方のフラボノイドは、ミネラル化剤の存在下で細胞適合性とミネラル化マーカーの発現の増加を示しました。
このことはタキシフォリンはがCAPの分化と象牙質の沈着を媒介して、継続的な歯根形成を促進することを示唆しています。

これらのことから、タキシフォリンは歯周病の症状を良くする可能性があります。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35367790/