(vivo)脳虚血再灌流障害の改善(2006. Jan)

【研究の目的】
タキシフォリンがモデルラットを用いて脳虚血性/再灌流障害を軽減できるかどうかの検証

【結果】
タキシフォリン投与 により、マロンジアルデヒドおよびニトロチロシンの劇的な減少を伴った梗塞が改善されました。
タキシフォリンは、白血球浸潤、脳虚血性/再灌流障害における シクロオキシゲナーゼ2(COX-2) および 一酸化窒素合成酵素(iNOS )の発現の抑制および、 細胞接着因子のMac-1 と ICAM-1 の発現を防止しました。
タキシフォリン投与群の脳虚血性/再灌流障害における NF-κ B 活性は、偽薬群の 2.5 倍に増強されました
白血球とミクログリア細胞によるROSとNOの両方の産生は、タキシフォリンによって有意に拮抗されました。
【結論および可能性】
これらのデータは、タキシフォリンによる 脳虚血性/再灌流障害の改善がその抗酸化効果に起因する可能性があることを示唆しています。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/16283433/