【研究の目的】
酵素加水分解により高濃度のタキシフォリンアグリコン抽出物を使って育毛・脱毛抑制効果を調べる。
【結果】
タキシフォリンは、その強力な抗酸化作用に基づき、脱毛に関連する真皮乳頭細胞のアポトーシスを効果的に制御することがわかっています。
男性型脱毛症の主な原因であるジヒドロテストステロン(DHT)の抑制は、陽性対照のミノキシジルと比較してタキシフォリン投与で有意に減少しました。
また、発毛促進の代表因子であるIGF-1が有意に増加し、脱毛の代表的バイオマーカーであるTGF-β1がタキシフォリン投与で有意に減少したことも確認されました。
これらのことから、タキシフォリンが脱毛症の治療薬および育毛促進剤としての可能性を示唆しています。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36159701/