認知症

認知症の原因の一つであるアミロイドβの蓄積を減少させ、神経や血管を傷つける様々な物質から脳を保護することで認知機能低下の予防・改善が期待できます。 

認知症とは、老化による物忘れとは異なり、一度獲得した認知機能が、なんらかの原因により持続的に低下し、日常生活や社会生活に支障をきたす状態を言います。

認知症には、主にアルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、レビー正体型認知症、前頭側頭型認知症の4つのタイプがあります。

最も多いのは、脳の神経細胞が失われるアルツハイマー型認知症で全体の60%以上を占めます。脳に特殊なタンパク質「アミロイドβ」が蓄積し、記憶を司る海馬を中心に広範囲的に委縮するのが特徴です。また、脳の血管障害がもとで起こる脳血管性認知症は約20%を占めます。

タキシフォリンは、脳の血流が改善すると同時に、脳内から外へのアミロイドβの排出が促進されて、認知機能低下を抑制できることが動物実験により分かってきました。また、神経や血管を傷つける炎症性物質の産生や活性酸素などの物質から脳を保護し、認知機能の低下を守ります。

糖尿病

様々な血管障害が原因で引き起こされる糖尿病の合併症を血管保護作用により予防・改善が期待できます。

糖尿病(Ⅱ型)とは血液中のブドウ糖(血糖)が正常より多くなるものの、初めは自覚症状が正常より多くなるものの、初めは自覚症状がなく普通に生活が送れます。

そのため、気付かないうちに高血糖により血管を傷つけ、合併症を引き起こす怖い病気です。したがいまして糖尿病の指標でもある血糖値を下げることが目標になりますが、合併症を予防することが重要になります。

厚生労働省では、糖尿病の診断指標として「血糖値」の他に、「ヘモグロビンA1c(HbA1c)」の値を定めています。これは、体内に酸素を運ぶヘモグロビンとブドウ糖が結合したもので、血糖値が高いほど、結合(糖化)しやすくなります。

太い血管では、高血糖状態が続くと動脈の内側にプラークや血栓ができて動脈硬化が加速します。血管にこびりついているプラークが剥がれ、それらが血管に詰まったり、血流が途絶えることで重要な臓器に障害を起こします。主に、脳梗塞、心筋梗塞や下肢閉塞性動脈硬化症があります。(大血管症)

タキシフォリンは、高血糖による血液成分や血管の糖化・酸化を防ぐことで血管狭窄、出血を抑え、隅々まで血流を保ちます。
血流や血管を正常に保つことで、組織や細胞に十分な栄養や酸素を送り届け、傷ついた血管を修復し、合併症の主な原因である血管障害から守ります。

心疾患

心疾患の原因である動脈硬化や血栓により冠動脈がつまるのを予防・改善します。

心疾患とは、心臓に起こる病気の総称で、心疾患の大部分を占めているのが「虚血性心疾患」です。虚血性心疾患とは、心臓の筋肉(心筋)へ血液を送る冠動脈の血流が悪くなって、心筋が酸素不足・栄養不足に陥るものをいいます。

その一つは、冠動脈が動脈硬化などによって狭くなり、一時的に心筋への血流が不足する狭心症です。二つ目に、冠動脈に血栓ができ、冠動脈が完全に詰まって心筋へ血液が行かなくなる心筋梗塞があります。

タキシフォリンは、血管内壁の酸化を防ぎ、血管を保護することで、動脈硬化を抑制します。また、毛細血管の劣化を防ぎ、全身に酸素と栄養成分を届け、死亡率の高い心疾患から守ります。

歯周病

歯周病の原因である細菌の感染により引き起こされる炎症性の病気を予防・改善します。

歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる炎症性の病気です。

歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞し(歯垢の蓄積)、歯肉の周辺が「炎症」を帯びて赤くなったり、腫れたりします。歯を失う原因第一は歯周病です。

タキシフォリンは、歯周病菌の内毒素や炎症にかかわる物質の増加を抑制します。また、毛細血管保護作用により、歯周病菌が口腔内の血管から全身へ回って、炎症や様々な慢性疾患に関与するのを防ぎます。