【研究の目的】
ラットのストレプトゾトシン(STZ)誘発糖尿病性腎症に対するタキシフォリン(TA)の効果
【結果】
経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)を実施し、血糖値、尿酸、クレアチニン、血清インスリンの測定、腎臓の病理学的検査などを行った結果、タキシフォリンはSTZ誘発糖尿病ラットの血糖値、尿酸、クレアチニン、血清インスリン濃度を有意に低下させました。
糖尿病ラットの腎臓の病理学的変化は、タキシフォリンによって緩和されました。
またカベオリン-1/NF-κBシグナル関連のmRNAとタンパク質のレベルをタキシフォリンが回復させたことが示されました。
【結論および可能性】
これらのことから、タキシフォリンがSTZ誘発糖尿病の影響を軽減する可能性を示唆しており、糖尿病治療に役立つことが期待されます。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29736213/