【研究の目的】
アクリルアミド誘発性腎障害モデルラットに対するタキシフォリンの生化学的および組織病理学的効果を検証する
【結果】
化学物質のアクリルアミドを投与によりMDA、IL-1β、TNF-αの増加とtGSH(総グルタチオン)の減少が見られ、さらに、尿細管壊死、尿細管萎縮、白血球浸潤などが観察されました。
タキシフォリンを投与した群では、これらのデータが抑制され、軽度の壊死と萎縮性尿細管以外の病理組織所見は認められないという結果でした。
【結論および可能性】
タキシフォリンがアクリルアミドによる腎組織の損傷を防ぎ、アクリルアミドによる腎毒性の治療に有効であることが示唆されます。
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S075333222100442X