【研究の目的】
DSS(デキストラン硫酸ナトリウム塩処理)マウスの腸粘膜損傷と炎症反応の程度を測定し、糞便代謝産物と腸内細菌叢の変化を見る
【結果】
タキシフォリンを投与したマウスの体重減少、下痢スコアの低下、結腸の炎症反応の減少、および腸粘膜の損傷の減少を示しました。
【結論および可能性】
DSS誘発性腸粘膜炎に対するタキシフォリンの治療メカニズムは不明ですが、タキシフォリンは腸内微生物を介して作用する可能性があると推測しています.このことはタキシフォリンが、腸内微生物叢に作用して酪酸を生成することにより、DSS 誘発性潰瘍性大腸炎を改善することを示唆しています。
これらのことから、タキシフォリンは潰瘍性大腸炎の治療の可能性が期待できるかもしれません。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35268045/