(vivo)潰瘍性大腸炎の緩和作用(2022.Mar)

【研究の目的】
DSS(デキストラン硫酸ナトリウム塩処理)マウスの腸粘膜損傷と炎症反応の程度を測定し、糞便代謝産物と腸内細菌叢の変化を見る
【結果】
タキシフォリンを投与したマウスの体重減少、下痢スコアの低下、結腸の炎症反応の減少、および腸粘膜の損傷の減少を示しました。
【結論および可能性】
DSS誘発性腸粘膜炎に対するタキシフォリンの治療メカニズムは不明ですが、タキシフォリンは腸内微生物を介して作用する可能性があると推測しています.このことはタキシフォリンが、腸内微生物叢に作用して酪酸を生成することにより、DSS 誘発性潰瘍性大腸炎を改善することを示唆しています。

これらのことから、タキシフォリンは潰瘍性大腸炎の治療の可能性が期待できるかもしれません。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35268045/

(vivo)大腸炎の症状軽減(2021. Nov)

【研究の目的】
デキストラン硫酸ナトリウム (DSS) 誘発大腸炎のモデルマウスを使ったタキシフォリン投与に対する効果の検証
【結果】
タキシフォリン投与により、DSS 誘発性疾患活動性指数 (DAI)、結腸の長さ、および結腸組織の病理組織学的スコアを回復させることを示しました。
さらに、炎症性サイトカインのレベルを低下させ、血清中の IL-10 のレベルを高めました。
【結論および可能性】
タキシフォリンは、マウスの糞便微生物群集の変化に潜在的に関連している可能性のあるDSS誘発性大腸炎を軽減することがわかりました.

これらのことから、タキシフォリンは大腸炎を改善することが期待できます。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34673859/