昨今、“コンビニより多い”と言われる歯科医院。ある歯科医師に話をうかがった際、こんなことを言われました。「かつて一度も、コンビニが歯科医院の数を上回ったことはありません。ですから驚きを込めた『コンビニより多い』という表現に違和感を覚えます」と。実際の数の比較はここでは割愛しますが、思い込みや刷り込みとは怖いもので、これこそまさに“偏見”でした。さまざまな角度から物事を考えるべきだなと改めて思った出来事として、今も心に深く残っています。

唐突な話から始まりましたが、老若男女すべての人に考えてもらいたい「歯の健康」問題。近年は意識向上や歯科医療のレベル向上により、子どもの虫歯は激減し、「歯のお掃除」で定期的に歯科医院に通う成人も増えています。特に歯周病と生活習慣病の関係性が広く知られるようになり、今後ますます歯への関心は高まることでしょう。

2012年、岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 予防歯科学分野の森田学教授のグループが、水素水摂取に歯周病の予防効果があることを動物実験で明らかにしました。歯周病惹起ラットに水素水を与えると、血液中の活性酸素の増加が抑制されると同時に歯周病の進行も抑えられていることが判明。歯周病の進行に活性酸素が関わっていることはすでに報告されていますが、活性酸素の減少が歯周病の進行予防につながることが示唆されたのです。

機器もコンパクトで、価格も3~4万円程度。自分へのクリスマスプレゼントとして購入しようか本気で迷っています。しかしネックはそのサイズ。機器自体はコンパクトなのですが、洗面所が窮屈になるのは避けられません。

 

そして半年ほど前、水素水を使ったジェット水流で口腔ケアをするウォーターピックと電動歯ブラシが発売されました。タンク内に水を貯めて水素を発生させ、生成されたら口腔ケア開始。歯茎へのマッサージ効果もあるジェット水流が歯の隙間や歯周ポケットから食べカスや歯垢を落とし、歯を清潔に保ちます。なお同製品のイメージキャラクターは「芸能人は歯が命」の某俳優さんです。

体の玄関である歯や口内が汚れていれば、そこを通じて体が汚れてしまいます。口腔内の健康は全身の健康につながるのは、数々の研究で明らかになっていること。お口の健康を保って、健やかな生活を送りましょう。