花粉症シーズンになると、なぜか甘いものが欲しくなることはありませんか?
実は、花粉症によるアレルギー反応と、ストレスホルモン「コルチゾール」が深く関係しています。
花粉が体内に侵入すると、免疫システムが異物と認識し、ヒスタミンを分泌して炎症反応を引き起こします。
この炎症を抑えるために、副腎から分泌されるのが「コルチゾール」です。
本来、体を守るためのホルモンですが、花粉症が長引くと分泌が追いつかず、コルチゾールが減少してしまうため、体が慢性的なストレス状態になります。
その結果、脳はエネルギー補給のために手っ取り早く血糖値を上げる「糖分」を求めるようになるのです。
しかし、甘いものを食べて血糖値が急上昇、急降下すると、体は再びストレスを感じ、さらなる糖分を欲するという悪循環に陥ります。
さらに、糖分の過剰摂取は腸内環境を悪化させることから、花粉のアレルギー症状を悪化させる原因となり得るのです。
甘いものが欲しくなったら、低GI値の食品(果物やヨーグルト等)がお勧め。花粉症のつらい季節こそ、甘いものとの付き合い方を見直し、体の内側から症状を和らげていきましょう。