「ビタミン」は人間にとって必要であるもの、という認識は誰にでもあると思います。私は、ビタミンCやAなど種類がたくさんあって、違いはなんだろう?よくわからないけど、とりあえず日焼けしたらビタミンCを取ろう!と思っていましたが、サプリメントアドバイザー取得の際に、ビタミンについて詳しく学ぶことができました。

ビタミンD

六大栄養素の1つ「ビタミン」

人が生命活動を維持するには、六大栄養素(糖質、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラル、食物繊維)が必要であり、その中にビタミンも含まれます。

主に糖質、脂質、タンパク質が体を動かす原動力になりますが、それらの栄養素は体内でビタミンやミネラルの力を借りてエネルギーに形を変えています。また、ビタミンは、体内の代謝、成長、発達、細胞機能の調整、他の栄養素の働きをスムーズにするなど、生命活動には不可欠な栄養素です。

 

ビタミンDとは

現在確認されているビタミンは13種。水溶性と脂溶性に分類されており、ビタミンDは脂溶性ビタミンに分類され、主に植物由来のビタミンD2と動物由来のビタミンD3があります。当社の医療機関専用サプリ IASOA10Pには、自然由来の羊毛から抽出されたビタミンD3を配合しています。

ビタミンDの供給源は食事の他に日光に当たることで、皮膚に存在するプロビタミンD3が紫外線の照射を受けプレビタミンD3となり、さらに体温によりビタミンD3に変換されます。紫外線対策ばかりせず、適度に太陽の陽も浴びることもビタミンDの摂取には必要です。

 

ビタミンDの働き

ビタミンDは、小腸や肝臓でカルシウムやリンの吸収を促進し、血中濃度を一定に保ちます。骨や歯への沈着をサポートし骨からの溶出、蓄積を調整するので、骨の成長には欠かせません。

また、粘膜免疫改善の重要な栄養素で、抗ウイルス作用を持つインターフェロンの分泌を促進しウイルス消失率を高めることで、インフルエンザやコロナに感染しにくいことがわかっています。

 

ビタミンDが不足するとどうなるのか?

ビタミンDは皮膚が直接日光に当たることでも体内に生成されるため、日頃から日光に当たっている人は特に心配はありません。極端に日光に当たることを避けていたり、日焼け止めや、U Vカットの衣服で年中身体全体を覆っている人は、不足する可能性があります。また、腎臓で活性化のビタミンDに変換されない場合も不足になる可能性があります。

ビタミンD不足になると、カルシウムや骨代謝異常を起こし、大人では骨軟化症したり、高齢者の場合はビタミンD附則が続くと骨粗鬆症や骨折のリスクが高くなるので、気を付ける必要があります。

ビタミンDを短期間あるいは継続的に過剰摂取すると骨から大量のカルシウムが溶出されます。そうすると、血中のカルシウムとリン酸の濃度が高くなり、腎臓や筋肉へのカルシウムの沈着や軟組織の石灰化が起きることがあり、吐き気、下痢、食欲不振、体重減少などのリスクがあるため、注意が必要です。

 

ビタミンDの摂取量

ビタミンDの摂取目安量 「日本人の食事摂取基準」2020年版より

18歳以上の男女ともに5.5㎍/日から8.5㎍/日となっています。

 

ビタミンDを含む食べ物

クロカジキ、イカナゴ、秋刀魚、うなぎ、アンコウ肝、キクラゲ、干し椎茸、うずら卵など、比較的多く含まれるのは魚類です。

卵にも含まれますが、卵黄のみに含まれるのが特徴です。

 

まとめ

ビタミンDは、「太陽のビタミン」とも言われるように、日光に当たることである程度は自分の力で摂り入れることができます。極端に紫外線を嫌わずに、適度に太陽の光を浴びることも大切です。

ですが、強烈な紫外線や季節や地域によっては日照量が少ないこともあります。そんな時は、サプリメントを上手に取り入れて、ビタミンDを補い丈夫で健康な体作りを心掛けましょう。