弊社の取り扱う「タキシフォリン」は、ロシア・タイガのシベリアカラマツ由来の機能性素材。自然界に5000種類以上もあると言われているポリフェノールの一種です。

ポリフェノールは苦味や色素の成分で、ほとんどの植物に存在するもの。活性酸素と戦う抗酸化作用がとても強く、ビタミンCやビタミンEなどと同様のパワーを持っています。水に溶けやすい性格があり、比較的短時間で作用するのも特徴の一つです。植物が光合成をするときにできる物質で、外敵や環境から身を守るために作り出されているものですから、植物の生命力が凝縮されているのかもしれませんね。

よく知られているポリフェノールは、カカオポリフェノールやカテキン、タンニン、アントシアニン、クルクミン、コーヒーポリフェノールなど。近年、カカオポリフェノールが注目を浴び、高カカオチョコレートがブームです。血圧低下や動脈硬化予防、美肌効果などの成果が報告されています。

特に最近は緑茶に含まれるカテキンの抗ウイルス・抗菌作用が注目されています。ウイルスは細菌とは違い人間の細胞にくっついて増殖しますが、カテキンはそれを阻止するポリフェノール。日本カテキン学会のサイトにもそのパワーがイラスト入りで示されていますが、例えばインフルエンザウイルスなら型に関係なく有効に作用し、人間の細胞にくっつくことを阻止して感染を防止してくれるのです。

このように、ポリフェノールの種類によって、視力回復や肝臓保護、更年期症状の緩和、抗ウイルス、メタボ対策、美容など、作用はさまざま。免疫力を整えるポリフェノールには、抗アレルギー・抗炎症効果があるものも。先ほどのカテキンには抗アレルギー作用もあり、「ハウスダストやほこりなどによる目や鼻の不快感を軽減する」機能性表示食品としても販売されています。

ポリフェノールが注目されたきっかけの一つに、「フレンチパラドックス」があります。「フレンチパラドックス」は、喫煙率が高く高脂肪の食事を好むフランス人に動脈硬化や心筋梗塞などが少ないことを指したものですが、この理由はフランス人は大変多くの赤ワインを摂取しているからだとされています。

 

ブドウは特に皮と種子に多くのポリフェノールが含まれていて、赤ワインは丸ごと全部を発酵させるため、ポリフェノール量は1リットル中なんと4グラムとも! ポリフェノールが活性酸素を除去し、脂質過酸化と動脈硬化を防いでいると考えられています。しかし飲みすぎは禁物です(笑)。

そしてタキシフォリンは、そのポリフェノールの一種「フラボノイド」で、血流改善や血管強化、認知機能改善・認知症抑制などの機能が明らかになっています。タキシフォリンは±100℃という過酷な成育環境で育っているからこそ、その強い抗酸化力に期待されているのです。

ポリフェノールは先ほど申し上げた通り、摂取後すぐに効果はあるのですが、持続力がないそう。ですから1回の食事でたくさん摂取するのではなく、1日3食バランスよく、毎日気をつけて摂ることが必要です。ただ比較的熱に強いので、取り扱いやすいのは嬉しいポイント。ポリフェノールは野菜や果物が自らを守るために身につけるものなので、皮に多く含まれています。これまで捨てがちだった野菜の皮、果物の皮を積極的に使用してみてはいかがでしょうか。自炊などが難しい場合でも、サプリメントや健康食品で簡単に補給できます。

 

現在、在宅勤務の方も多いと思います。そして国内外で心身ともにストレスを感じている方も多いでしょう。活性酸素と戦うポリフェノールで、元気を注入してみてはいかがでしょうか。ホッと一息の飲み物は、ぜひ緑茶を!